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予防接種

所在地
〒960-1101
福島県福島市大森字城ノ内24-10
代表電話:024-544-1581

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診療ご案内

スタッフ
子供の病気の多くは自然治癒しますが、時に短時間で重症化することがあります。重い病気も軽い病気も出だしは似ており、その後の経過観察が重要です。当院では子供の病気の特性を考慮し、以下の方針で診療を行います。

予防接種 甲状腺の健康外来 小児科全般 アレルギー疾患
小児腎臓病 乳幼児健診等 心の外来 おねしょ外来(夜尿症)

 

予防接種

はじめて予防接種を受けるお子様へ

基本的な接種時期を紹介します。

生後6週から ロタウイルスワクチン
(1価は生後23週、5価は31週までに服用するワクチンです)
生後2ヶ月から 5種混合ワクチン(百日咳+ジフテリア+破傷風+ポリオ+Hib)、小児用肺炎球菌ワクチンB型肝炎ワクチン(生後からも接種可能です)
生後5ヶ月から BCG(生後からも接種可能で、1歳まで)
生後6ヵ月から インフルエンザワクチン
満1歳から 麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)、水痘ワクチンおたふく風邪ワクチン(麻疹・風疹混合は1歳未満でも6ヶ月以上なら自己負担で接種可能。この場合接種回数には含めず、その後も1期と2期の接種が必要)
満3歳から 日本脳炎ワクチン(生後6ヵ月から自己負担で接種可能です)
小学校6年から 子宮頸がん予防ワクチン(高校1年生まで接種可能です)

 

お勧めする接種方法は

現在、お子様の予防接種回数が大変多くなっています。
時間的なご負担を軽減するため、当医院では同時接種をお勧めしております。

@ 生後2ヶ月 : 初回接種1回目の5種混合ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタワクチンウイルスの計4種類を同時接種。
A 生後3ヶ月 : 2回目の5種混合ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチン(1価ロタワクチンは2回目で終了)の4種類を同時接種。
B 生後4ヶ月 : 3回目の5種混合ワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチン(5価ロタワクチンの場合)の3種類を同時接種。
C 生後5ヶ月 : BCGの接種。
D 生後6ヶ月 : 季節によりインフルエンザワクチン接種(約2〜4週の間隔で2回接種)
*インフルエンザワクチンは任意接種です。
E 約生後7ヶ月 : 3回目のB型肝炎ワクチン接種(1回目のB型肝炎ワクチン接種の5ヶ月後)。
F 1歳 : 追加接種として5種混合ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンと
1期のMRワクチン、1回目の水痘ワクチンとおたふく風邪ワクチンの5種類を同時接種。
*おたふく風邪ワクチンは一部助成がある任意接種です。
G 約1歳6ヶ月 : 2回目の水痘ワクチン(1回目から6か月後より)
H 3歳0ヶ月 : 1期初回の日本脳炎ワクチンを接種(1〜4週の間隔で2回接種)。
I 4歳0ヶ月 : 1期追加の日本脳炎ワクチンの接種。
J 5歳〜7歳(小学校入学1年前から) : 2期のMRワクチンの接種。
K 9歳0ヶ月 : 2期の日本脳炎ワクチンの接種。
L 11歳0ヶ月 : DTワクチンの接種。
M 13歳0ヶ月 : HPVワクチンの接種(3回の接種)。
 
次に個々の予防接種を紹介します。

ロタウイルスワクチン :

ロタウイルス胃腸炎は、乳幼児の胃腸炎の中では最もひどくなりやすく、小児の脳炎・脳症の原因にもなる感染症です。この胃腸炎を予防するワクチンは、生後6週から32週までの間に2回〜3回(1か月間隔)飲むことで効果が得られ、感染力の強いウイルスから乳幼児を守ります。
当院では3回服用する5価のロタテックワクチンをお勧めしています。尚、福島市在住のお子様は、1回目の服用を14週+6日までにお済ませ下さい(助成の対象条件です)。

 

ヒブワクチン :

乳幼児に発症する化膿性髄膜炎の半数は、インフルエンザ菌b型(Hib)が原因です。乳幼児期に感染しやすいインフルエンザ菌の感染を予防するワクチンです。お子様の月齢によって接種回数が異なります。

 

小児用肺炎球菌ワクチン :

乳幼児に肺炎や化膿性髄膜炎など重篤な全身感染症を引き起こす危険性のある、肺炎球菌の感染を予防するワクチンです。お子様の月齢によって接種回数が異なります。

 

子宮頸がん予坊ワクチン :

子宮頚がんは、発ガン性のヒトパピローマウイルス(HPV)感染が原因となって発症します。ワクチンでHPV感染を防ぎ、子宮頚がんを予防します。6ヵ月間で計3回接種します。

 

BCG :

肺結核の50%、結核性髄膜炎の80%の発病を予防します。接種は生直後より可能ですが、免疫的な理由により生後5ヶ月から生後8ヶ月までが好ましく、生後1歳までに済まして下さい。

 

ポリオ:

今までの生ポリオワクチンは無くなり、注射で行なう不活化ポリオワクチンが用いられます。生後3ヶ月より3週から8週の間隔をあけて3回注射し、3回目の注射より1年から1年半後に4回目の追加注射を行います。今までの生ポリオワクチンの服用歴 の有無で注射回数が変わります。

 

4種混合ワクチン :

今までの3種混合ワクチンDPT(百日咳、ジフテリア、破傷風)に、ポリオが追加されたワクチンです。今まで一度もDPTワクチンを接種していないお子さまが使用でき、11月1日より使用開始になります。

 

麻疹・風疹混合 :

麻疹はいまだに重篤で、子供にとっては合併症や入院率が高い感染症です。風疹は症状が比較的軽いのですが、脳炎や血小板減少などの合併症を持ち、大人が妊娠中にかかるとお腹の赤ちゃんに重大な合併症をもたらす危険性があります。確実な予防のため、計2回のワクチンの接種が必要です。

第一期 : 満一歳の誕生日から、満2歳未満までです。
第二期 : 5歳〜7歳未満で、小学校入学前の1年間です。

 

日本脳炎 :

ウイルスを保有する蚊に刺されて感染し、発病すると神経学的後遺症を残しやすい病気です。3歳から接種が勧められ、アジアへの海外渡航や蚊に刺され易い環境にある場合は、早めに接種ができるのでご相談ください。
全部で計4回の接種になります。

 

おたふくかぜ :

流行性耳下腺炎といわれ、1000人に2人程度に急性脳炎の合併症がみられます。副反応は接種後2〜3週間頃に発熱、耳下腺腫脹など。
集団生活に入る前に接種をしましょう。

 

水痘ワクチン :

一般に軽くすみますが、母親が出産直前にかかると、生まれた赤ちゃんは重篤な新生児水痘症になる危険性があります。また、年齢が高くなると重症化する事があるので、小学校入学前に予防接種を済ませましょう。
平成26年10月から定期接種になりました。1歳から2歳までの間に、3か月以上の間隔をあけて2回接種します。

 

B型肝炎ワクチン :

血液を介して感染するB型肝炎を予防するワクチンです。B型肝炎は妊娠・出産の際に起こる母子感染やケガや事故での血液接触などにより感染します。最近では性感染症としての感染例や、海外での旅行や生活などの際に感染する方の増加傾向も報告されています。B型肝炎 は慢性肝炎や劇症肝炎、さらに肝硬変や肝癌の原因にもなり生命予後に関係する病気であることから、B型肝炎ワクチンは国際的に接種が勧められているワクチンの一つになっています。思春期前までの接種が望ましく、計3回の接種が必要です。

 

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甲状腺の健康外来

福島県に在住する0歳〜18歳未満のお子様には、県民健康管理調査の甲状腺検査が各地で実施されているところです。
検査終了後に甲状腺エコー検査の結果が郵送でご家族様に送付されていると思いますが、基礎検査として性格から、検査結果についての詳細な説明がされていないため、ご家族様の間に少し不安や戸惑いが起きているようです。
当院では、甲状腺エコー検査を行いお子様の現在の甲状腺の状態を把握して検査結果の説明を行いながら、ご家族様の抱えているご不安にお答えし、無理のない程度で今後の経過を観察させて頂きたいと思います。

 

対象は、

(1) 健康管理調査の結果でお子様がA2と指摘された場合と、ご両親様がお子様の甲状腺に不安を抱えている場合です。  
(2) エコー検査が実施できる年齢(1〜2歳)から小学校6年生までのお子様です。  

 

検査実施日は

@ 月曜日の14:00〜14:30

A 金曜日の14:00〜14:30

B 土曜日の14:00〜14:30

 

完全予約制です。ご希望のご家族様は受け付けにご連絡下さい。

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小児科全般

当院で扱う、全般的な小児疾患をご紹介いたします。

1.感染症

たくさんある感染症の中で、小児に代表される感染症を紹介します。

夏カゼ ・・・ 手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱など:

夏の高温・多湿を好むウイルスで感染し、発熱、頭痛、腹痛などの症状の他に、特徴的な水疱や発疹などが出やすいかぜです。治療は、体力を保つための水分補給に努め、それぞれの症状には対症的治療を用います。予防策として、経口的に感染することが多いため、手洗いは非常に大事です。

 

冬カゼ ・・・ インフルエンザ、RSウイルス感染症、ロタウイルス感染症など:

冬の低温・乾燥を好むウイルスで感染し、倦怠感や発熱、咳、腹痛や嘔吐などの強い全身症状を伴いやすいかぜです。治療において、インフルエンザには内服薬や吸引薬、あるいは点滴薬などの特効薬があり、お子様の状態に応じて使用可能です。RSウイルスやロタウイルスの感染症は特効薬がないため、対症的治療になります。予防策として、インフルエンザにはワクチンが効果的です。RSウイルスにはワクチンがまだありませんが、受動的免疫薬としての注射剤があり、未熟児で生まれた場合や慢性肺疾患、先天性心疾患を持つお子様に限っては使用できます。また感染力が強いロタウイルスには、ロタウイルスワクチンを服用することでロタウイルス胃腸炎を予防する事ができます。ワクチンを服用した赤ちゃんが増えれば集団内の感染が抑えられる効果も期待されます。
もちろん、どの感染症にもマスクやうがい、手洗いも効果的な予防策なので励行をお勧めします。

 

突発性発疹

生後5ヶ月から2歳までの乳幼児が感染します。比較的機嫌はいいものの39℃以上の発熱が3〜4日間持続し、時にはけいれんを伴うこともあります。解熱とともに体幹や顔、四肢に斑状の赤い発疹が出現し2〜3日間持続します。生後はじめての高熱であることが多いためご両親は不安になりがちですが、経過が良好なことから、機嫌が悪く水分補給がうまく出来ないような時に解熱剤の使用を勧めています。

 

百日咳

お子さまに鼻水と軽い咳が1〜2週間続き、夜中の咳き込みが発作的に途切れなく続く苦しい咳き込みに変化し、ご両親が心配になって来院されます。夜間の咳き込みには@発作的な咳き込みA吸う時に笛のような声を出すB咳に伴う嘔吐、などの特徴が有ります。ひどい咳き込みに加えてチアノーゼや顔のムクミ、紅潮や結膜充血などを伴い、乳児の場合には無呼吸が出現することもあります。最近では大人の百日咳の増加傾向もみられてきています。お子さまの咳の変化に早く気づくことが治療の第一歩になりますので、「チョットいつもの咳と違う」と思われたらいつでもご相談下さい。

 

伝染性膿痂疹

皮膚に付着した細菌により引き起こされ、水疱になったり、破けてグチャグチャしたり、厚いかさぶたで被われた発疹になります。他の皮膚に次々と感染していくため「とびひ」とも呼ばれています。治療の原則は皮膚を清潔に保つことで、シャワーを2〜3回/日を行なうことが非常に効果的です。患部の消毒と抗生剤の塗布を行い、さらに患部の被覆により他の部位への伝染を防ぎます。時には抗生剤の経口投与も用います。

 

マイコプラズマ肺炎

4歳以上の幼児、学童において、咳や痰が長引いている(1〜3週間ぐらい)場合にマイコプラズマ肺炎を疑います。肺炎であっても比較的元気で、食欲があり、ふつうに登園・登校をしていますが、次第に夜間の咳き込みが増え、さらに発熱や胸の痛みなどを訴えるようになり、中には重症化する場合もあります。マイコプラズマ自体の感染力は比較的弱いものの、比較的密室化した環境下で感染が成立してゆくため、家庭内や学校、幼稚園など相互の感染情報の共有化が重要です。治療には抗生剤の2週間程度の内服が必要とされることから、自己判断での投薬中止は慎んで頂きたいところです。

 

感染性腸炎(食中毒)

感染性腸炎の治療の第一歩は原因病原体の検出・想定にあります。
しかし、下痢や腹痛、嘔気・嘔吐、さらには発熱を伴っていても感染性腸炎だと気付くことは容易ではありません。
感染を引き起こす病原体は、細菌性のものやウイルス性のものと数多くあることから、原因病原体の検出・想定には経験が問われることになります。もし、病原体が想定できれば、予測される潜伏期間やその期間の食事内容、接触した環境についても重点的に洗い出せ、お子さまの治療にかなりの効果をもたらします。更には周囲の予防対策の改善も期待できます。お子さまの症状に潜むあらゆる危険性を考え、周囲の環境に目を配る事はますます大事になるでしょう。

 

2.小児外科的疾患

臍ヘルニア(でべそ)

新生児のへその緒の真下の筋肉がうまく閉じなかったために、力強く泣いたりりきんだりする1ヶ月あたりからへそが突出してくるお子さまがいます。触るとグジュグジュとした感覚があり圧迫するとお腹の中に戻ります。だいたい3〜6ヶ月までは大きくなりますが、筋肉が発達する1才までには治ってきます。しかし、なかなか治りにくかったり治っても皮膚のタルミが残ってしまうお子さまもいらっしゃいます。基本的には何もしなくてもいいのですが、皮膚のタルミを予防するため皮膚がカブレにくい ハイドロコロイド被覆剤(市販品ではバンドエイドのキズパワーパッド70×44)で圧迫するのも選択の一つです。

 

肛門周囲膿瘍・痔瘻・切れ痔

2才未満のお子さま、特に1才以下に多く発症します。肛門周囲に腫れやしこりができとても痛がり、表面が赤くなったりします。一部が破け表面に膿がてくる事もあり、また肛門内に破け肛門から膿が排出され、その一部が膿の出る管になってしまえば痔瘻と呼ばれるようになります。多くはオムツかぶれや排便時に出来た肛門部の傷(切れ痔)が細菌の侵入によって化膿してできます。治療の基本はオムツかぶれを直し肛門部を清潔に保つことです。膿の溜まったしこりには、抗生剤の内服によって小さくなるの待機する治療法と、抗生剤の内服に加えてしこりを切開し排膿する治療法があります。痔瘻のような場合は何度も再発することがあるので、肛門部の清潔と毎日の観察(オムツの交換時に痛みがないか、シコリがないか)が大切です。

 

鼠径ヘルニア

乳幼児は泣いた時や排便時、年長児では運動後や入浴後などに鼠径部から陰嚢や陰唇にかけて膨隆ができます。圧迫するとグジュと音をたてて膨隆は消え痛がる事は有りません。しかし、膨隆部が硬く腫れあがり、さわると痛がって激しく泣く場合にはヘルニア嵌頓を疑い、直ちに整復術を行います。
鼠径ヘルニア自体は自然治癒することも有りますが、乳幼児期に嵌頓することが多いことから早期の手術を考慮します。

 

陰嚢水腫

新生児期から片方、時に両方の睾丸が腫れて陰嚢が膨れていますが、痛がる事はありません。数ヶ月で改善し1歳までにほとんどが治ります。1歳以降も腫れが治まらない場合には手術も考慮します。鼠径ヘルニアを合併することがあります。

 

腸重積症

1歳前後の乳幼児に多く発症し、突然「ぐったりして泣き、ぐったして泣く」のを繰り返し、ただごとではない様子が認められます。さらにお腹がはり顔色が悪く嘔吐やイチゴジャム状の血便などの症状が認められれば速やかに医療機関を受診させましょう。

 

虫垂炎(盲腸)

急激な腹痛を訴える急性腹症の中で虫垂炎は最も多い病気です。しかし、お子さまは痛みの訴えがハッキリしないため、その診断は大変難しく遅れてしまうののが現状です。虫垂炎の典型的な症状は、初期にはみぞおちからへそ周囲の痛みを訴え、次第に嘔気・嘔吐の出現と、痛みの右下腹部への移動がみられます。しかし、小さいお子さまの場合は、初めから痛みがハッキリせず、痛みが出ても右下腹部であったり下腹部全体の痛みであったりといろいろです。従って虫垂炎が少しでも疑えるならば、丁寧な腹部診察を一番に、血液検査や腹部エコー、腹部X-Pなどお子さまへの負担の少ない検査をフルに混じえて診断を進める事が求められます。早めの診断が大切なのは勿論ですが、時間的な推移で症状が明らかになる事も多いことから、お腹の症状が続く時には再受診をためらわずにお願いしたいところです。

 

肘内障

2〜6歳ごろの子供が「ぐっと手を引っ張ったら急に泣き出して腕を動かさない」と訴えられて来院します。肘内障整復により、泣き止んで手を上げてくれれば整復が終了です。

 

ケガ

ケガ(擦過傷、挫滅傷、切傷)の治療の原則は、傷面の乾燥を防ぎ湿潤を保つ事です。創傷面の汚れを水道水で洗い落とし、出血がなければ創傷被覆剤(ハイドロコロイド被覆剤、食品包装用ラップでも代用できる)で密封します。出血が強い場合には、先ずアルギン酸塩被覆剤を貼付して上から接着剤付きフィルムで密封し、翌日は被覆剤を洗浄した後に創傷被覆剤で密封します。以降はどちらも1日1回被覆剤を交換して浸出液が出なくなるまで継続します。消毒の有無については賛否があり、状況の応じて使い分けをおこなえばよろしいと思います。例えば不潔な創傷なら水道水で洗浄した後に消毒をおこない、それ以外ならば水道水の洗浄だけで十分です。

 

ヤケド

お子さまの事故で比較的多いのがヤケドです。ポットのお湯やみそ汁、またアイロンやストーブなどが主な原因で起きることから、突然の受傷に慌ててしまう状況が見受けられます。対処方法としてまず冷静に患部の冷却に努めましょう。
受傷患部の広がりと深さの程度で重傷度を判定し、手のひら以上の大きさの場合や水疱形成が認められる場合には医療機関の受診をお勧めします。受診するまでの対応策は、受傷面の乾燥を防ぎ湿潤を保つために食品包装用ラップなどで被覆する事です。

 

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アレルギー疾患

原因物質(ダニ、ほこり、花粉、食物、薬物など)の摂取により生じた過剰・異常な免疫反応が、病気の本態です。
そこで、

アトピー性皮膚炎:

乳児から成人まであらゆる年代に発症し、強い痒みを伴う湿疹に代表
される病気です。スキンケアを基本的対応とし、原因検索の上で原因除去や軟膏治療を組み合わせて治療を進めます。

 

小児喘息(気管支喘息):

気道過敏性から、咳や喘鳴、呼気延長が引き起こされ、呼吸が苦しくなる気道系の病気です。誘発因子の検索の上で環境を整え、吸入や薬物による抗炎症療法を用います。

 

食物アレルギー:

原因となる食物を摂取後に引き起こされるアレルギーです。症状は皮膚や呼吸器、消化器などに及びます。原因検索の上、除去食療法などの食事療法を基本に、症状に合わせて薬物による抗炎症療法を併用します。

 

鼻・結膜アレルギー:

花粉症に代表されるアレルギーです。原因検索の上で環境を整え、予防的治療から、症状を緩和させる抗炎症療法などを用いて治療を進めます。

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小児腎臓病

学校検尿で血尿やタンパク尿を指摘された、あるいは医療機関で受けた尿検査で偶然異常が見つかった、そんなお子様を持つ保護者さまはとてもびっくりされたと思います。健康なお子様でもカゼをひくと血尿やタンパク尿が出ることもあるのですべてが異常だとは限りません。日を改めた早朝尿検査で異常がないことを数多く経験しています。

しかし、腎臓の病気はそのほとんどが尿の異常を契機に発見されており、さらに腎臓の病気の早期発見が重症化の予防につながると証明されています。従って他に症状がなくても血尿やタンパク尿が見つかったら2次検査や精密検査を必ず受けてください。正確な診断にはお子様の尿所見の推移や家族内の検尿異常の有無、血液検査の結果、さらに場合によっては腎生検による腎組織検査など総合的な判断を必要とするため、腎臓専門医の受診をお勧めします。

腎臓の病気は腎臓を構成している糸球体や血管、尿細管などの病変から起きてきます。尿を作る基本構造である糸球体の病気は、患者さんの大多数を占め、血尿やタンパク尿をはじめ、乏尿や浮腫、腎機能障害など多彩な症状を呈してきます。その代表が糸球体腎炎です。お子様に多い糸球体腎炎には溶連菌感染後急性糸球体腎炎、IgA腎症や紫斑病性腎炎などがあります。また糸球体の病気には糸球体から漏出する大量のタンパク尿を主病状とするネフローゼ症候群もあります。

一方、血圧及び体液などの恒常性維持という大事な役割を担う血管や尿細管の病気は、患者さんの数は少なく、血圧の異常や電解質の異常、体液増減の異常あるいはイオン調節系の異常などが現れます。しかし、必ずしも血尿やタンパク尿が認められるとは限りません。代表的な病気には尿細管間質性腎炎や腎尿細管性アシドーシスが挙げられます。

腎臓病の中で子供に多い糸球体腎炎であっても病気の種類や病状よって治療法や予後が異なります。お子様が腎臓の病気を抱えていたとして、あるいは病名がまだはっきりせず現在も尿所見の経過観察中だとしても、またお子様が尿の異常を指摘されただけであっても、治療の目標は腎機能の低下を予防し、あたりまえの日常生活や学校生活を普通に過ごすことです。どうしても長期のフォローになりがちです。しかし、自分勝手に判断して食事療法を考えたり、運動制限を加えたりするのはよくありません。主治医の指示に従うことをお勧めします。

 

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乳幼児健診等

当院で行っている乳幼児健診です。
 金曜日の2:30〜3:30に行います。
 健診をご希望の方は直接 Tel 024-544-1581 にご予約下さい。

 

  • 1ヶ月児健診
  • 3〜4ヶ月児健診 (福島市の集団定期健診があります)
  • 10ヶ月児健診 (福島市から委託された個別定期健診)
  • 1歳児健診
  • 1歳6ヵ月児健診 (福島市の集団定期健診があります)
  • 3歳6ヵ月児健診 (福島市の集団定期健診があります)
  • 5歳児健診

 

青字の集団健診は、福島市保健福祉センターを会場に無料で行っております。

  (http://www.city.fukushima.fukushima.jp/kenkou-fukushi/index.html#hahako

赤字の10ヵ月児健診は福島市からの委託のため無料です。
  10ヶ月児健診以外は任意健診のため有料(5,000円)になります。

 

乳幼児期のお子様たちの成長は目覚しいものがあります。日々変化し毎日が驚きの連続だと思います。
お子様のすこやかな発育状態や健康状態を診させて頂き、もっと明るく元気に過ごせるような豊富なアドバイスを提供して参ります。

 

お母様方の中には、育児に悩んでいる方や「ちょっと心配なことが」といった不安を抱えている方がいらっしゃるかも知れません。どうか1人で育児の不安を抱え込まずに私共にお話下さい。私たちはお母様と一緒に子育てをするつもりで健診を行っておりますので、健診日に限らずいつでも気軽に声をかけて頂ければ嬉しいです。

 

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心の外来

今、お子様たちは、自然から隔離され遊ぶ場所や機会を奪われ、家の中で過ごす時間が増えたことからテレビやゲーム、携帯やパソコンなどのメディア漬けになり疲れきっています。さらに急速に変化する社会文化の中で成長しこの環境にうまく適応するよう求められていることからストレスを抱えこんでいます。健全な心身発育が脅かされ、家庭や学校などの集団という社会の中に適応してゆく生活は、発達途上のお子様たちに心の問題を増加させる大きな要因になっています。

一方、心の問題と捉えがちないじめや不登校の原因の中には、学習困難やコミュニケーションの質的障害による発達障害が引き起こしている場合もあります。また、心の問題を抱え悩んでいるお子様が訴える、集中できない、興味がなくなった、引きこもり、食べない、食べ過ぎ、或いは非行や自傷などの症状には、児童精神科的アプローチを必要とする問題も含まれています。

増加する心の問題や発達障害などを専門に取り扱う医療的資源が数限られている状況から、かかりつけ医として、一次医療の役割を担いながら心の問題を抱えたお子様と保護者さまの力になりたいと考えております。

具体的にはお子様の心理社会的環境を考慮し、お子様の成長発達及び個性を認めながら自己肯定感が育めるよう、お子さまと保護者さまに向き合い助言をしながら成長を見守ります。

「心の外来」ではお子様や保護者さまのお話を十分にお聞きする時間を確保するため、夜間(7時〜から)の時間を準備いたします。予めご予約でお願い致します。

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おねしょ外来(夜尿症)

夜尿症は年齢とともに自然に改善してゆく病気です。しかし、治癒するまで時間がかかることから病気を抱える小学校以上のお子様やご家族の皆様には、とても不安なお気持ちかと思います。

夜尿症の原因は 1.睡眠の覚醒の問題 2.膀胱の容量の問題 3.夜間の尿産生の問題 などが複雑に関与していると考えられています。そのため治療は原因を考慮したうえでの生活指導や薬物療法、アラーム療法などが行なわれていますが、まだ確実に直るという治療法はなく、治療期間も長くかかることが多いようです。その上治療期間が長くなるほど本人の治療へのモチベーションも低下すると言われており、治療効果への影響が懸念されます。 

従って治療効果を高めるために、短期間でも成功体験を繰り返し経験し、さらに本人の意識と意欲を育て高めることがとても大事だと考えています。

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おひさま子供(こども)クリニック 福島県福島市・小児科

〒960-1101 福島県福島市大森字城ノ内24-10 電話:024-544-1581